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シューベルト歌曲集 「美しい水車小屋の娘」 河野克典(Br)、野平一郎(P) |
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| レコード芸術 2003年11月号 | ||
(準)前回の≪白鳥の歌≫の圧倒的な名唱を受けて、今回の≪美しい水車屋の娘≫である。シューベルトの3大歌曲集の中で、バリトンにとっては最もこなしにくい歌曲集である。 |
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音楽現代2003年11月号 |
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(推薦) 前作≪白鳥の歌≫で締賛された河野克典のシューベルト第2弾。前回と同様、臨場感溢れる仕上がりが好ましい。冒頭の≪さすらい≫での闊達な言葉捌きと若さの溢れるフレージングに始まり、第2曲≪どこへ≫、に聴ける低音域の滑らかな響き、第7曲≪いらだち≫の前半部での説得力豊かな語感と、後半部の下降音型が生み出す対比感の鮮やかさ、第11曲≪ぼくのもの!≫の溌刺とした感情表現などいずれも耳に残る名唱であり、第16曲≪好きな色≫の短調のメランコリックな情感の中で、弱声を中心とした艶やかな語りかけがことに印象的だった。ピアノの野平一郎も名コンビぶりを発揮、どの曲も一音もおろそかにせず、丁寧に歌を支えて行く姿勢が浮かび上がる。 |